「学校」から離れた選択

見守るって何もしないことじゃなかった|不登校の関わり方に迷ったときに

不登校の子どもとの関わりに悩む親子が、夕暮れの中で並んで座り、そっと見守る気持ちを表したやさしいイラスト

不登校の子どもとの関わり方で、
「見守るってどういうこと?」と迷うことはありませんか。

子どもが学校に行けなくなったとき、
「見守ることが大切」とよく聞きます。

でも実際は、

・見守るって、何もしないこと?
・どこまで関わっていいの?
・このままで大丈夫なの?

そんなふうに、ずっと迷いながら過ごしていました。

・会話がなくなっていった頃の不安

行く行かないの会話がなくなって、
毎日がなんとなく同じように過ぎていく時期がありました。

寝る時間も起きる時間もバラバラで、
ご飯の時間も決まっていない。

勉強もしていないように見える日もありました。

「このままで大丈夫なのかな」
「このまま引きこもりになったらどうしよう、
将来ひとりになったとき大丈夫なのだろうか。」

そんな不安は、ずっとありました。

でもその一方で、
「大丈夫かもしれない」と思う気持ちも、どこかにありました。

進学したい、という気持ちを聞いていたからです。

・本当は、理由を聞きたかった

正直にいうと、

「なんで行かないの?」
「何かあったの?」

本当は、聞きたかったです。

でも、そんな雰囲気ではありませんでした。

しつこく聞いて傷つけるのも怖いし、
嫌われるのも怖かった。

それに無理やり聞き出してもその言葉が真実とは限りません。

周りからは「理由聞いた?」とよく聞かれました。

でも、理由を知ったところで、
「行けない」という事実が変わるわけではありません。

無理に聞けるものでもないし、
本人が話さないときは、聞かない方がいいのかもしれない。

そう思っていました。

・見守りながら、やっていたこと

見守るといっても、
何もしていなかったわけではありませんでした。

・ご飯は、これまでと同じ時間に食べられるように用意する
・食べやすそうなものや、興味をひきそうなものを選ぶ
・寝ているように見えても、そっと話しかけてみる

返事がなくても、
聞こえているかもしれないと思って話しかけていました。

声をかけるタイミングも、少し気にしていました。

・部屋に入るときはノックをする
・通話していなさそうなときを選ぶ
・機嫌が悪そうなときは無理に話さない

それから、

・「お出かけ、一緒に行けそう?」
・「スーパー行くけど、何かいる?」

そんなふうに、
これまでと変わりない会話もしていました。

ときには、

「今は私がいない方がいいのかも」と思って、
あえて外に出ることもありました。

家族の中でも、
私じゃない誰かとなら話しやすいこともあるかもしれないと思ったからです。

・やらなかったこと

意識してやらなかったこともあります。

・何度も理由を聞くこと
・こうしたら?と誘導すること
・答えを急がせること

ただ、

どうしたらいいか分からなそうなときは、
選択肢をたくさん伝えることもありました。

少しでも興味を持った言葉や話は覚えておき、
そこにつながる情報を集めておく。

「いつか動き出したときに選べるように」
そんな気持ちでした。

・見守ると無視は、隣り合わせだった

見守ると無視は、
本当に隣り合わせだと思います。

関わらなさすぎても不安になるし、
関わりすぎてもよくない気がする。

その間で、ずっと揺れていました。

何も言わない方がいいのか迷うこともありました。
そんなときのことは、こちらの記事でも書いています。
何も言わない方がいいの?

・少し変わったこと

行くか行かないかの話をしなくなってからの方が、
子どもの感情の波は落ち着いていたように思います。

もしかすると、

「また聞かれるかもしれない」と思っていたときは、
避けられていたのかもしれません。

聞かれないと分かることで、
別の話がしやすくなったのかもしれない。

そんなふうに感じることもありました。

・見守るって、何もしないことじゃなかった

見守るって、

何もしないことではなくて、
そっと関わり続けることだったのかもしれません。

離れすぎず、近づきすぎず、
タイミングを待つこと。

それも、ちゃんとした関わりなんだと思います。

・正解は、ずっと分からないままかもしれない

こうしたらこうなる、という答えは
きっとないのだと思います。

人の気持ちが関わることだから、
いつも迷いながらになります。

でも、

子どもは、悪いことをしているわけではありません。

親の「普通」や「当たり前」も、
自分の中の基準でしかないのかもしれません。

・もし今、迷っているなら

この記事を読んでくださっている方は、
きっと悩んだり、疲れたりした中で
たどり着いてくれたのではないでしょうか。

ずっと心配だし、焦りも出てきます。

でも、

良くも悪くも、ずっと同じ状態が続くわけではありません。

その子なりのタイミングで、
動き出す時期が来るのかもしれません。

そのときに動けるように、
少しずつ整えていく。

それでもいいのかもしれません。

・医療のサポートもひとつの選択肢

わが家では、病院での検査も受けました。

今の状態に、治療が必要な理由がある可能性もあるからです。

そういう場合は、
医療の力を借りることも大切だと思います。

ただ、

無理やり連れていくものではないとも思っています。

・最後に

見守ることに、はっきりした正解はありません。

だからこそ、

迷いながら関わっていること自体が、
もう十分な関わりなのかもしれません。

少しでも、
「これでいいのかもしれない」と思える時間が増えていきますように。

もし、ひとりで整理するのが難しいときや、どう関わればいいか迷うときは、少しだけ一緒に考えることもできます。

必要なときに、思い出してもらえたらうれしいです。

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