昨年、祖母から年賀状が届きました。
たくさんの言葉が書かれていたわけではありません。 娘や息子、そして私に、一言ずつ添えられていました。
私への言葉は、正確には私の名前付きで、 「○○ちゃん、がんばったね」 と書かれていました。
その言葉を見たとき、なぜか涙が溢れてしまいました。
でも今振り返ると、私は無意識のうちに「自分を後回し」にすることが多かったのかもしれません。普段は「ママ」「お母さん」として生きている私が、久しぶりに「○○ちゃん」と名前で呼ばれたことで、母ではない、一人の人間としての私を祖母が引き出してくれたような気がしたのです。
私たちは、家族のことや仕事のこと、誰かのことを優先することは得意です。でも、自分自身のことになると「まだ大丈夫」「もう少しがんばろう」と後回しにしてしまいがちです。
そうして気づかないうちに、心の中が少しずつすり減ってしまうことがあります。自分の状態というのは、自分では見えにくいものだからです。 自分自身のことを少し立ち止まって見つめる時間も、とても大切なのかもしれないと思うようになりました。
・自分を認められなかった私が「がんばったね」で涙が出た理由
もっとがんばらないといけない。もっとできるはず。 何年も当たり前のようにそう思っていました。
なのに「がんばったね」の言葉を目にして涙が出た私は、どこかでその言葉をずっと待っていたのかもしれません。
疲れていても、「まだ大丈夫」と自分自身に言ってしまったり。 本当は休みたいのに、「もう少しがんばろう」と言ってしまったり。 そんな風に、気づかないうちにがんばりすぎていたことに、気がつくことができました。
・セルフケアはわがままじゃない。飛行機の「酸素マスク」が教えてくれること
以前の私は、自分を大切にすることは贅沢な気がしていました。自分のことばかり考えているようで、どこか後ろめたさもあったからです。
でも、飛行機に乗ったときの案内を思い浮かべてみてください。
飛行機で機内の気圧が下がって酸素マスクが降りてきたとき、アナウンスでは「お子様につける前に、まずは保護者の方がマスクを着用してください」と言われます。
理由はとてもシンプルです。大人が先に倒れてしまったら、子どもを助けることも、守ることもできなくなってしまうからです。
セルフケアも同じです。 自分がすり減って倒れてしまうと、大切な人を大切にする余裕も、エネルギーもなくなってしまいます。
セルフケアは、自分勝手なわがままではありません。 意識して、気にしてあげて、自分自身の事も大事にして行く事が、「あなたが守りたいものを、最後まで大切に守り抜くために」必要なことなのです。
・Self Care Journalを作った理由
心がすり減ってしまった後からでは、気が付くことができても、自分の為に時間をつくったり、行動に移すことが難しくなることもあります。
最近の自分の状態を知ること。 そして、もし大切な人が同じ状態だったら、どんな言葉をかけるだろうと考えてみること。
そんな時間は、とても大切だと思っています。 心が元気じゃないと身体も元気じゃなくなります。 心の状態は目に見えないからこそ、時々立ち止まって振り返る時間が大切だと思っています。
そんな小さな時間を作るために、このジャーナルを作りました。
・自分を後回しにしないための「Self Care Journal」
このジャーナルでは、
- 最近の私チェック
- もし大切な人が同じ状態だったら?
- 今日の自分を大切にするとしたら?
などのワークを通して、自分自身の状態を優しく振り返ることができます。
印刷して手書きで使える「印刷版PDF」と、スマートフォンやタブレットで入力できる「デジタル版PDF」の2種類をセットにしています。その日の気分や、使いやすい方法に合わせて選んでいただけます。
内容
- 最近の私チェック
- 自分への声かけワーク
- 今日の自分を大切にするとしたら?
- このジャーナルに出てきた3つの心理学紹介(※難しい専門用語ではなく、心がほっと軽くなるようなお話を少しだけ添えています)
セット内容
- 印刷版PDF
- デジタル記入版PDF
価格
- 500円
・祖母の「がんばったね」が教えてくれたこと
祖母の年賀状に書かれていた「がんばったね」という一言。 あの言葉がなければ、このジャーナルは生まれていませんでした。
祖母から年賀状が届くことは、もうありません。 あの年賀状は、祖母からの最後のお手紙になりました。 私は今でも時々その年賀状を読み返します。そして、「私、がんばってる」「私、がんばった」と、自分自身に声をかけています。
もし今、少し疲れているなら、自分を後回しにする日が続いているなら、ほんの数分だけ自分のための時間を作ってみてもいいのかもしれません。
まずは今夜、眠る前にお布団の中で、自分自身に「今日も一日、がんばったね」と声をかけてあげてくださいね。
